カジノのプラス面とマイナス面とは?

   2014/12/22

カジノの光と闇について検証してみよう

カジノ誘致候補地域

カジノ誘致に積極的な自治体が多く存在する

ご存知の通り、現在自民党など超党派の国会議員が、カジノを解禁する法律(条件などは模索中だが)の実現を目指している。

これまでも有力政治家らの提案でたびたびカジノ構想は話題になったが、法整備までは進んでいない。というのも、そもそも日本では競馬、競輪など公営ギャンブルはあるが、刑法で賭博は禁じられている。

「カジノをつくるメリットとは何なのか」

今この記事を読んでいるあなたも考えているでしょう。その一つとしてあげられるのは、次のものだ。

「海外から日本を訪れる観光客を増やすため。もちろんのこと、単純なギャンブル振興策ではない」

政府は海外からの観光客を2020年、つまり東京オリンピックイヤーまでに2,000万人に増やすという目標を掲げている。

その目標を達成すべく、集客の目玉としてカジノを併設した「統合型リゾート(IR)」計画が浮上している。

この施設には「MICE(マイス)」と呼ばれる国際会議や学会、展示会などを開ける大型施設、ホテルや劇場、ショッピングモールを集める計画がある。

施設を新設すれば建設投資が促され、観光消費が活発になり、そして雇用や税収が生まれる。国内各地(否定的な自治体も多くあるが)で新たな地域振興策としてカジノ誘致への期待が高まっているのである。

有力候補地の一つとされる東京都に問い合わせると、

「10年以上前から構想があり、今回は五輪開催が決まり実現の機運が高まっています」(知事本局)

との反応が返ってきた。複数の民間企業が夜間の娯楽を充実させるため計画を練っているようだ。

地方でも、たとえば北海道では釧路、小樽、苫小牧といった道内3市が誘致に名乗りを上げており、「道内にふさわしいカジノのあり方を検討しています」(道観光局)。沖縄県でもカジノを含む「沖縄統合リゾートモデル」の研究を続けているという。

カジノ誘致を目指す自治体は、観光客増加や雇用創出などの期待を大きくよせている。

次は、経済効果や海外の事例について検証してみよう。

カジノ誘致は現代版の殖産興業政策

カジノのプラス面とマイナス面を考える上で、歴史を見返すのも良い。

かつて明治政府は、欧米先進国へのキャッチアップを目指し、官営工場・鉱山の民間への払い下げや、官金の出納業務の委託などを通じて特定の民間業者を優遇。官民一体となって産業を育成した。優遇された業者たちは「政商」と呼ばれる存在となり、財閥へと発展していく。ただ、政府との癒着は経営の自主性を妨げる面も強く、多くの政商にとって政府からの自立が課題となった。

経済不振に打開策が見当たらない地方は、カジノ誘致を起爆剤に活力を取り戻したいと考えているのだ。

 

世界のカジノ事情

世界のカジノ事情

現在、カジノの経済効果分析は、名だたる経済学者、カジノ関連企業、証券会社等により行われている。

その試算の多くでは米国と同程度にカジノ施設が普及した場合、施設の建設・保守やカジノ収入などで市場規模は年間1兆~3兆円程度と発表されている。

ある有識者によれば、「米国では経済効果を高めるため、認定の条件を細かく設けている州が多い」とのことだ。

たとえばコロラド州では「第1次世界大戦以前の古きよき時代の米国を連想させる施設を建て、カジノを建物全体の35%以内、1フロアの面積の50%に限る」といった規定がある。これにより、新たな建物の建設やカジノ以外の消費を促進する効果があるそうだ。

また、MICE運営に詳しい識者は次のように語る。

「休日中心の集客が見込めるカジノと、平日中心のMICEを組み合わせると、ホテルなどの繁閑が平準化され、稼働率が高くなる利点がある」

実際、急成長するシンガポールでは、カジノに併設した大型施設へ国際会議などを呼び込む動きも活発だという。さらに、カジノに外国人や富裕層を呼び込むため、外国人は入場料を免除したり、富裕層からの売り上げにかかるカジノ事業者への税率を低めに設定したりしている。

 

カジノにデメリットはないのだろうか?

行動経済学者によると、「賭け事は、リスクを取ることを好む人ほどアディクション(中毒)になりやすい」

つまり、ギャンブル中毒のリスクだ。

賭け事は誰でも少しくらいと思って始めるもの。だが、経験者はお分かりだろうが、なかなか程よいところで切り上げるのは難しいものだ。深みにはまらない工夫をする必要があるだろう。

実際、カジノを認めている国の中には収益の数%を依存症対策に充てている取り組みがある。カジノがもたらす治安の悪化や青少年への悪影響などにも対策を考えていかなければならない。

カジノの光と闇

 

日本カジノ情報(JCI)のコメント

カジノ誘致に関して私個人としては賛成ですが、光の部分だけでないことは間違いない。

ただカジノが好き、カジノに行きたい、カジノかっこいい、だから誘致しょうという単純な問題ではない。

政府は一刻も早くその光と闇を具体的に検証し、論理的に国民に説明しなければ、カジノ反対の世論は拡がり続けるだろう。

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