どうしてカジノ賛成の記事は少ないのか?

   2014/12/22

最近、ネットでもTVニュースでも話題の日本カジノ誘致

カジノ反対

どんなものでも頻繁に話題にあがるようになれば批判が目立ち始めるのは当然だろう。

例に漏れず、10月に入り、カジノに関する批判的な記事が多く出てきています。今国会中にIR推進法案(通称:カジノ法案)が審議され法案の通過に注目が集まっていることが少なからず影響しています。

しかし、カジノや統合型リゾート(IR)を作ろう!という賛成的・好意的な記事があまり見当たりません。

 

どうしてカジノ賛成の記事は少ないのか?

実際にIR議連の議員がシンポジウムで話されたことから、その要因を考えてみました。

まず、念頭に置いて頂きたいのは、

「カジノを含む統合型リゾート(IR)を作ることは日本の観光振興を目指す、政府の成長戦略の中の経済政策の一つ」

だということです。成長戦略なのですから、もう少し好意的に捉えてもよいのではないかという気もします。

しかし、ご存知の通り、カジノは賭博場であり、現在日本の刑法では賭博は違法となっています。

それを成長戦略のためとはいえ合法として認めていいのか、ギャンブル依存症や犯罪の増加などは起こらないのかという懸念が生じています。

そこでカジノに反対しているあなたに問いたいことがあります。

カジノが合法化され、誘致された場合のメリットを理解していますか?」

「カジノが合法化され、誘致された場合のデメリットを理解していますか?」

もちろん経済学者や犯罪学者のような知識を求めているわけではありません。それほどでないとしても理解しているのでしょうか?おそらくしていない方が大半でしょう。

つまり、日本国民の多くが、

「何がいいのか良くわかないし、危なそうだからやめさせよう」

という食わず嫌い思考になっているのです。

言い換えれば、カジノ賛成の記事が少ない理由は、IR議連(カジノ議連)の議員の方々の国民への説明不足ではないでしょうか。

例えば、カジノの経済効果の試算は海外投資会社などから、5000億円~4兆円(経済波及効果も含む)というあまりにも幅が大きい数字が発表されています。

これを見て一般人がどの数字を信用すればいいのか考えることはほぼ不可能です。

この点について、つまりメリットの部分についてすら、カジノ議連からは、具体的な数字は出ていません。

カジノのマイナス面、ギャンブル依存症や犯罪の増加などを覆せるほどのプラスの効果をカジノが日本にもたらすということを、具体的な数字や実例を用いて国民に説けば、もう少し賛成寄りの記事を書く人も増えるのではないでしょうか。

実際にカジノ議連議員の話を聞いて感じたこと

10月16日に東京で行われた「カジノ導入とギャンブル依存症対策を考えるシンポジウム」(ギャンブル依存症問題を考える会主催)で3名のカジノ議連議員が登壇されました。

その際にカジノ議連議員さんがカジノについて話されたことについて、印象に残った内容は次のようなものです。

「世界130カ国以上の国でカジノは合法化されている。日本も遅れをとってはいけない。このまま世界の流れから遅れてしまっていいのでしょうか」

このセリフを幾度となく聞きました。この発言を素直にとらえると、

「他にも沢山の国がカジノをやってるんだから、日本でもカジノを作らないと!」

と理解できます。

しかし、日本で統合型リゾートを作る理由は、

「日本の観光振興のため」

とカジノ議連も公言しています。少し違和感がありますよね?

ここでカジノ議連議員の発言をもっと具体的に説明します。

「日本に訪れる外国人観光客を増やす施策として、コンベンションや国際会議などを日本に呼ぶということを目指している。しかし、日本はこの分野で韓国や中国などの近隣諸国から遅れをとっています。しかも、韓国も新たに統合型リゾートを作ることを計画しており、ますますコンベンションや国際会議を呼ぶための競争が激しくなるでしょう。ですので、一刻もはやく統合型リゾート作らなければ、他国との競争に負けてしまいます。」

私自身は本件について、膨大な時間をかけて調べ、多くの知識を得たのでこの解釈が可能です。

ただ、ニュースでちょっと聞いた程度の人、つまりこの国の主権を有する国民の大半が彼の発言からこの解釈を吸い上げられるでしょうか。

つまり、カジノ議連議員はカジノを作る理由をもっと国民のわかるように、丁寧に説明しなければいけないということです。そうすれば、国民も聞く耳を持ってくれるかもしれません。(これはカジノに限らず全ての分野で議員に考慮していただきたいことです)

また、こちらも同じ議員の発言ですが、

「シンガポールのマリーナベイサンズ。あんな建物が、東京や大阪にほしいでしょ!」

マリーナベイサンズ

キャッチ―な言葉・内容で聴衆を惹きつけるのもいいですが、カジノを含む統合型リゾートの本質は、成長戦略の中の経済政策です。

ただ、このような発言を聞いて、

日本にカジノを作って欲しい!

と考えが変わる人がいるのでしょうか?いたとしても、建設業の方くらいではないでしょうか。

極めつけは、別のカジノ議連議員さんのこの発言

「ギャンブル依存症対策の予算はつけますよ。カジノができてからね。」

ギャンブル依存症の対策を行うと言ってましたが、事前にやる気はないようです。理由は簡単「今すぐは予算が取れないから」

しかし、カジノの収益の一部をギャンブル依存症対策には使っていただけるそうです。

現在すでに、日本国内ではパチンコ・競馬などのギャンブル依存症に苦しんでいる人々が存在します。が、それは一切無視。ギャンブル依存症対策を考えるシンポジウムで発言しているにも関わらず。

仮にカジノができたとして、対策費用が出るのは10年後くらいでしょうか。10年くらいは、耐えろということでしょうか? 待っている間にギャンブル依存症が増えるのも気にならないんでしょう。

あまりにも未来を見据えて進まれているので、今のことには目が向かないのでしょうね。

日本カジノ情報(JCI)のコメント

紹介した発言以外にも興味深い発言はありましたが、一言で表すと

「今はあんまり決まってない」

カジノ議連に否定的な記事を読んで「いくらなんでも、そこまで決まってないことはないだろう」と思っておりましたが、実際そのようです。

ただ、何が何でもカジノ法案を通そう!という意気込みは感じ取れました。

一つの経済政策でここまで注目を集めるの珍しいことです。それだけ、国民の関心も高いのでしょう。ただ、このまま突き進んでも反対の意見を増やすだけになってしまう気がしてなりません。

決めるのは国民であり、日本国民は馬鹿ではありません。カジノ議連はキャッチ―な言葉を連ねるのではなく、具体的・論理的にカジノのメリットデメリットを語り、誘致へ向けての活動をしていただきたいです。

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