【闇カジノ】客の罪は?胴元の罪は?

   2015/07/03

闇カジノは何の法律に違反しているのか

闇カジノ刑罰

刑法で定められる賭博罪・常習賭博罪に抵触

刑法185条では賭博罪(単純賭博罪)、刑法186条では常習賭博罪についての条文がある。

刑法185条

賭博をした者は、50万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。

刑法186条

1.常習として賭博をした者は、3年以下の懲役に処する。
2.賭博場を開張し、又は博徒を結合して利益を図った者は、3月以上5年以下の懲役に処する。

闇カジノにおいては、捕まった場合は、客は単純賭博・常習賭博のいずれか、胴元は常習賭博・賭博場開帳図利・博徒結合図利のいずれかの罪に問われる。

また、客は金を賭けてゲームがスタートした段階ですでに賭博罪に抵触しており、仮にゲームが終わっておらず配当金を受け取っていなかったとしても法律上はアウト。

胴元は、賭場を開帳、つまり宣伝した段階ですでに賭博場開帳図利罪に抵触しているので、客が集まっておらず実際に賭博が行われていなかったとしても法律上はアウト。

賭博の定義をご覧になりたい方はこちら

【カジノ法案】賭博の定義はご存知ですか?

 

客の単純賭博と常習賭博の境目は?

これはまさに文字通り、”常習性があるかどうか”である。

常習性の有無は、「賭博行為の内容」「賭けた金額」「賭博行為の回数」「前科の有無」から総合的に判断される。

この4つの中で、唯一「前科の有無」だけは、確実に調べることができるが、その他については、店側の管理方法や警察の捜査方法・期間によっては分からない場合もある。

なので、基本的には賭博罪の前科がなければ単純賭博とされることが多い。

警察の目的はやはり胴元側の摘発にあるので、客は余程マークされていない限りは罰金で済むというのが現実だ。

日本カジノ情報(JCI)のコメント

本サイトでも度々闇カジノ摘発のニュースをご紹介してきた。

大々的に報じられるものだけでも、月に1回ペースだ。

これまでは、現在の警察の捜査方法では結局黒幕にはたどり着けず、いつも末端の人間(店長やスタッフ)を逮捕しているだけだから闇カジノがいつになってもなくならないのではないかと考えていた。

しかし、真の原因は「客に対する罰の軽さ」にあるのではないだろうか?

現実問題、客が常習賭博の罪に問われることは余程のこと(賭博の前科があるなど)がなければない。

罰金どころか警察の人に怒られるだけで終わりということもしばしばあるようだ。

客が存在する、つまり需要がある限り闇カジノという供給はなくならない。

この点で、実際にカジノが合法化され、正式にカジノが出来れば需要が満たされ闇カジノが消えるのでは?と考えられもするが、そうはならないだろう。

闇カジノの経営者は税金を払う必要もなく、豪華な建物を作る設備投資も必要ない。

その分客に還元することはできる。(むしろ全く還元しない闇カジノの方が多いだろうが。)

正式にカジノができれば、それまでカジノに興味を持っていなかった人達もカジノに興味を持ち、需要が増えることで逆に闇カジノが増えてしまう可能性もある。

客への罰を見直さなければならないのではないだろうか。

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